2005年の1月ごろ、風邪で近くの総合病院で診察を受けたのが全ての始まりでした。
その1月は何故か何度も風邪をこじらせて、病院に通っていました。
今まではそんなことなかったので、僕の嫁さんも心配して一度大きい病院に検査してもらったほうが良いという事になったのです。
僕はもともと尿検査や血液検査で引っかかったことはありましたが、再検査ではいつも通ってたし普段もいたって健康と思っていたので、
『そんな検査しなくても大丈夫だ』って思ってたんです。
で、その旨を総合病院の先生に話し念のためって事で精密検査をしてもらいました。
検査結果は、その時体調が悪かったのはインフルエンザでただの風邪だったのですが、CTの画像を先生が見たとき、先生は硬直。直感で僕もただ事でないと感じました。
なんと肝臓はパンパンに膨れ上がっていてたのです。
先生は、しばらく沈黙した後『キミの肝臓、肝硬変になってるよ』『何でだろう?お酒飲む?』が一言めでした。
しかし僕はもともとお酒がほとんど飲めなかったので、アルコール性肝硬変の可能性はゼロ。そしてA,B,C,D型ウイルス検査も良好。次にエコー検査で何故肝臓がこんなのになってるかが分かったんです。
下大静脈が閉塞していて、肝臓に上手く血液が流れ込まないため肝臓がうっ血しているのだろう、バッドキアリ症候群という病気の可能性が高い。という診断を受けたのでした。
バッドキアリ症候群?聞いたこともありません、名前も最初は覚えれなかったです。それもそのはずとても稀な難病です。しかしその時はどれだけの難病なのかはまったく理解できてませんでした。
そして最初の病院ではどうする事も出来ないということで地元の某国立大学病院に再度診察してもらう事になりました。
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