バッドキアリ症候群

治療体験(診断結果)


某国立大学病院での診察結果

某国立大学病院からは以前の病院の診察から2週間ぐらいで連絡があり、次の週に診察に行ったと思います。
大学病院ではCT MRI 胃カメラ エコー
血管造影検査(2泊3日の検査入院)などなどを一ヶ月弱かけて行いました。
内科の先生の診察も何回かしてかなりの時間をかけてくれたと思う。
放射線の先生、心臓外科の先生や教授の診察も何回か受けました。

最終的な診断結果は

@病名はバッド・キアリ症候群
A肝部下大静脈が3センチ強ぐらい閉塞している。
B肝静脈3本のうち右肝静脈は開存、左と中肝静脈は閉塞していた。

診断結果からの治療方法は

・放射線科

カテーテル手術による下大静脈の開存は可能かもしれないが心臓に近すぎてリスクが高く僕の場合は不可能。下大静脈の開存に成功しても肝静脈の開存手術は不可能。

・心臓外科・外科

心臓外科はあくまで心臓が専門で肝臓の中の血管は複雑で手術が出来ない。

・内科
治療は二次的な治療(バッドキアリによって起こる腹水、食道・胃静脈瘤の対処、肝機能障害等)の対処療法しかない。
現状では、ワーファリン服用により血流を少しでも肝臓に流れるようにしておくことがベターとの事でした。


このような形で大学病院でも、今の段階で特段出来る治療がないという事でした。そして根治には移植しかないと言われました。しかも生体肝移植ではなく、脳死移植しかないと言われました。(脳死移植の場合は肝臓だけでなく心臓から下の下大静脈も持ってこれるからだそうです)