ひとまず静脈瘤の状態も落ち着き退院し経過観察へ。
静脈瘤が今後悪化していくかどうかは十人十色らしい、何年も大丈夫な人もいれば、直ぐ処置が必要の人もいるらしい。
この時期仕事もちょっと大事な時期だったので直ぐに復帰。
腹水も溜まるようになってしまっていた為、薬でコントロールしながら仕事。
今思えば結構凄い状態で仕事してたなー。
体調は完全でないまま仕事は多忙でこんなに仕事したことあったかなーと思うほどの時期だったので、それも祟ったかもしれませんが
半年後に2度目の吐血!!
ちょうど夜家に居るときで2回目の経験だったので冷静に?
救急車呼んで即緊急手術。
二回目も無事止血に成功して処置完了。
半年足らずでまたダメだったので、静脈瘤が出来やすいと思われるのでもっと短期間区切りで検査する事に。
この時も怪しい処は処置をしましたが、
静脈瘤の処置と言うのは破裂しそうなところの血管に薬を詰めて血管自体を潰してくる作業です。
その箇所が破裂することはありませんが血管を潰す=血流が悪くなる=肝臓にますます血液が流れにくくなる可能性があり肝臓にダメージを与えてしまう。
・処置をしておかないと静脈瘤が破裂=即死亡の可能性有
・処置すると肝機能悪化=肝不全で死亡の可能性有
まさにどっちもどっちの時間稼ぎしかありませんでした。
この時期には琉球大学病院に行って、心カテなどの精密検査を行って今後何か出来る治療はないか診察に行きました。
しかし琉球大学で出来る事は、また外科的なアプローチになってしまうので体に与えるダメージが大きいこと、再度閉塞の可能性もあるためリスクが高すぎると見送りになりました。
もちろん地元の大学病院でも手の施しようが無く現状対処療法と最終的には移植という道しか残されて無いとなってしまいました。
二度目の吐血後10ヶ月ほど経った2012年の夏前の検査で、また食道静脈瘤が赤信号になってるのが発見されました。
また何時吐血してもおかしくないので治療するために入院することに。。。
しかしこの時期になると体調がだいぶ悪化していて、入院してるときには
TB(トータルビリルビン)が5.0辺りまで上昇しておりその他の肝数値も軒並み上昇中で、治療が逆に危険という事で治療中止。
肝臓の状態が悪すぎるので手術をすると即肝不全の可能性有との事。
完全にお手上げ状態。背中にナイフを突きつけられてる状態。死の宣告に近い感じになってしまいました。

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